ゆうさん日記(レズビアンの生活では無く私の生活)

田舎で一生懸命暮らしているレズビアンの日記

『大丈夫だよ』って言ってください

『子供ができないから生産性がない』
フムフム。子供ができたら生産性が有るんだな。
フムフム。女性生殖器がある女性。男性生殖器がある男性。
どちらも生産性はある訳だ。
それがたちまち同性が付き合うと『生産性がない』になるのは何故だ?

異性カップルの間に子供ができないと『不妊治療』って言葉の元に助成金がでたり、籍が入ってなくても『事実婚』って言葉の元に不妊治療ができる。

同性カップルだって同じではないか?
不妊って状態は同じ
籍が入ってないって状態も同じ
なのに、籍が入ってないのを理由に不妊治療が受けられない。
勿論助成金なし。

異性カップル間の不妊治療において、他人の精子を使用する治療がある。
この治療って技術的には女性カップルにだってできる治療。
なのに、婚姻していないから受けられない。
その結果、子供が産めない。
これは、当事者にしか感じない差別ではないのか?
勿論差別意識は無いと思う。
私がもし、異性愛者だったなら差別とは思わなかっただろう。
だからそこを責めるつもりはない。

LGBTについて知らない人達にまず知ってもらうことが必要。
知らないことを考えろは乱暴な行為だと思うから。
知ってもらうにはほんの少しの税金が必要だと思う。

社会が知ってくれてからが議論の始まりなんだと思う。
国民が『大丈夫だよ』って言えば、憲法に記載されている『両性』って言葉が同性同士でも『大丈夫』になる。

国民が『大丈夫だよ』って言えば同性婚が可能になる。
国民が『大丈夫だよ』って言えば同性でも不妊治療ができる様になる。

同性間でも子供を持てる様になれば、とある議員の『生産性がない』って言葉にも『生産性あるよ』って言える日が来る。

これから議論までもっていって、子供を持てる様になる時代になるには10年20年かかるだろうと個人的には思う。

その時、私は産めない年齢になっているよ。
けれど、今若い方やこれから産まれてくる子供達が大人になった時、LGBTだからと悩まずに、結婚できたり、子供を持つことができる様になると思う。

だから議論をしてください。

『大丈夫だよ』って言ってください。
ただそれだけで良いのです。