ゆうさん日記(レズビアンの生活では無く私の生活)

田舎で一生懸命暮らしているレズビアンの日記

インターネットに救われた。

今週のお題「わたしのインターネット歴」
今週のお題「インターネットと共に」ってあったがクリックするとわたしのインターネット歴となっていた。
「インターネットとと共に」が私には合っていると思われる。
なぜなら、私はインターネットに救われたと思って居るから。

私は多分女性しか愛せないのだと思う。
中学生の頃からずっとずっと女性が好きだった。
けれど、それは決して表出してはいけない気持ちだと思っていた。

学生を守ってくれるはずの大人にまで『気持ち悪い』と言われた。
あっこれは言ってはいけないことなんだ。
そう理解し、それからは悟られない様に悟られない様にって暮らしてきた。

そしてその頃女性を愛してしまう自分を駄目な人間だと思っていた私は男性と付き合う。

けれど、一緒のベッドへ寝ても何もない関係。
自然消滅では無くしっかりと別れた。

そして、自分自身が何物なのかわからない私が大人になって頼ったのがインターネット。
お題のインターネットやっと出てきた(笑)

インターネットで自分の状況を検索することを繰り返した。
そして、自分の仲間が沢山居ることを知る。

2011年。石原都知事の差別発言に抗議するデモの関連イベントにて突然出てきたLGBTアクティビストをめにする。
そのアクティビストが言っていた言葉が胸に響いた。
『企業がアライを増やす流れを作りたい。』
彼女はそう話していた。
この言葉を耳にしたとき、
『彼女は凄い人だ』
直感的に感じた。
実際7年経過した今、企業でLGBT研修がどんどん行われている印象がある。
有言実行、凄い人だ。

私はそのアクティビストや他のLGBT当事者の活動をインターネットを通して見ていた。
東京から離れた町に住んでいることやカミングアウトしていないこともあり、デモには参加できないけれど、インターネットを通じて、一緒に参加した気分になったり、『ありがとうありがとう』って思いを持った。

インターネット上には自分と同じ様にマイノリティな人が沢山居るって知ってもやっぱり生き辛さは変わらなかったけれど、心友に話してみようって思えた。

30代前半異性愛者の彼女ができた。
異性愛者なので当然肉体的な愛し方もわからなかったはずの彼女が見ていたのもインターネット。
彼女はインターネット動画を見ていた。
(う~んそんなエッチしないかな)←心の声

わからないことだらけの彼女さん沢山沢山インターネットみたんだろうなって履歴が沢山あった。
私を知ろうとしてくれた彼女さんはこれを書いてる今、私の隣で寝ている(笑)

それから数年経った最近、とある議員の差別発言がネットでどんどん拡散され、私が7年前凄い人だと思ったアクティビストがいろいろなテレビ放送でコメントしていた。
私はたまたま多忙だったため、どれもみられていなかったのだけれど彼女さんが見ていた。

『ゆうさんが凄い人って言ってた人最近テレビに出てるよ』『今朝も出てた』
彼女さんがそう発した。
以前私が言ってたこと覚えて居たんだね。
そして彼女さんが『LGBTが・・・』
彼女さんにLGBTって言葉を教えた記憶はない。
なのにLGBTについて語っている彼女。

彼女さんが特別頑張って勉強したのではない。
10年くらい前と違い、インターネット上やテレビでLGBTって言葉が沢山流れているのだ。
以前は新聞なども性的少数者って表現されてたのが現在ではLGBTって表現される様になった。
社会に認知される様になってありがたい。
声をあげ、発信を続けてくれている当事者さん達のおかげです。

そして、今年。
インターネット上でママふたりで子供を育てる絵本を翻訳して日本で販売したいってクラウドファンディングをみた。
これに少額寄付。
こんなことが可能になって来たのも、インターネットのおかげ。

そして、インターネット上であったことのない人とも気軽に会話ができる時代になってきた。
全国各地に居る仲間と会話ができるのだ。

今年5月私が凄いと思ったLGBTアクティビストがブログを開始したのだけれど、なんと私は開始当日にブログ開始を偶然知りました。
そして、すぐに読者になる。
はい、それが今、私がこの記事を書いているはてなブログです。
私にも使いやすかったので、他から引っ越して来ちゃいました。

これからも私はカミングアウトの予定は無いけれど、匿名で利用しているインターネット上でなら
・本当の私になれる。
・私らしくいられる。
・自由に発言できる。
・彼女のことを話せる。
だから私はインターネットを利用する。

これからもインターネットと共に