ゆうさん日記(レズビアンの生活では無く私の生活)

田舎で一生懸命暮らしているレズビアンの日記

クローゼットの中で

この数日勝間和代さんのカミングアウトが称賛されている。

このニュースがきっかけで私もいろいろ考えた・・・。


2011年とある知事が差別発言をした。
知事の差別発言を許さない❗デモの関連イベントがネット上に配信されていた。
たしかサブタイトルが「語れなかったあの頃と語りきれないこの先へ」
そのイベントで司会をしていたのが増原裕子さんだった。
私はこの方を凄い人だと思った。
なぜなら、増原さんが語った、日本中の企業が支援者(アライ)を増やす流れを作りたい!
って言葉を聴いたから。
そして、現在、田舎には浸透していないけれど、様々な地域で支援者が増えている様に思う。
やっぱり凄い人だ。
そんな人に愛される勝間さんは幸せで強さももらったんだと思う。

2011年のこのイベントには、東小雪さんも参加されていた。
東さんのことは前年に映像をみて知っていたが、この時も特に凄い人だとは感じなかった。
東さんがニコ生の担当を始めた頃から、あっ真面目な人だなぁと思ったのとパートナーのことが大好きなんだなと感じた。
そんな東さんが今回二人に祝福コメントを出しているのをみた。
そして考えた。
私だったら・・・
もし、彼女とピリオドを打った後、元彼女とそのパートナーに「お幸せにね」って言えるだろうか?
凛として、二人を祝福できるのだろうか?
なぜこれを考えているかというと、(別れた方がお互いのために良いのではないか?
そんなことを考えて来たから(泣)
これについては、私の中で今も答えがでない。
けれど、ネット上でみた東さんの笑顔がステキで、心から二人の幸せを願っているんだなと思った。
もし私が彼女さんとの別れを選んでも、彼女さんの幸せは願いたい。
そう思ってるつもりだけど・・・

都知事の差別発言の頃私にも彼女が居た。というか今も同じ彼女です。
増原さんと東さんの活動をネットでみながら私はクローゼットの中にいた。

私も彼女もカミングアウトできるような職業ではない。
彼女の抱えているここにも書けないこともある。カミングアウトは絶対にできない。

だから、今回の勝間さんのカミングアウトを凄いと思った。
広く世間に知られて知名度の高い方が
カミングアウトすることによってどんな影響が出るかが未知な方が世間にカミングアウトした事実。
物凄く悩んで、もの凄い勇気を出して、カミングアウトしたのだろう。
そしてもう1つ尊敬すること
同姓と付き合うことを子供さんに伝えたこと。

私の彼女には成人しているけれど子供がいる。
彼女と9年近く付き合っているのに、彼女の子供にその事実を伝えられない私達。
彼女と話したことがある。
「子供に話したらどんな反応するだろうね」
「偏見を持つ子ではないと思う」
そう話した。偏見を持たないだろうと推測されても、アウティングされたことのある私にはやはり恐くて。結局今も言えないでいる。

私の彼女は異性愛者で、女性を愛する人ではない!
けれど、女性の私と一緒に居てくれる。
ゆうさんだから好きになった。
そう言ってくれる。
性別ではなく、私を好きになってくれたのが嬉しい。
私はこれからもいろんなことに悩みいろんなことを考えるだろうけれど、嬉しい時、辛い時、一緒に居てくれるのが彼女だと良いなと思う。